Sneaker LabとMarquee Player比較
今回初めて動画を作りました。最近増えつつあるスニーカーケア用品の中から個人的に気になるクリーナーを比較してみました。もしまだ観ていない方は下記のリンクからご覧ください。
こちらから動画はご覧いただけます。
話すと長くなるので、動画内ではあくまで見た目だけを撮って、ブログの方で使った感想などを書いています。
改めてですが、動画内で使ったクリーナーはこちらの2つになります。
左がSneaker Labのスニーカークリーナー(以下、SL)、右がMarquee PlayerのスニーカークリーナーNo.10(以下、MP10)になります。
SLは内容量が50mlで税込880円、MP10が120mlで税込1,980円です。
細かい製品の特徴などは、公式HP見ると詳しく書いてあるので、ここでは特徴の細かい説明は省きます。
洗う前と後の比較
今回、洗った靴は叔父が持ってるVansのスニーカーなのですが、動画では画像と違って見比べにくいと思うので、一先ず洗う前と後を見てもらいたいと思います。
まずは洗う前。
<全体>
<つま先>
<踵>
<右外>
<右内>
<左外>
<左内>
次に洗った後。
*梅雨なので雨や曇りが多く、洗う前と陽の具合が洗う前の写真と違いますが悪しからず。
<全体>
<つま先>
<踵>
<右外>
<右内>
<左外>
<左内>
左右で汚れ具合が違いますが、どちらのクリーナーも洗浄力が高く綺麗に落ちています。
淡い色合いのスエード製品は、一度汚れると汚れを落とすのが厳しくあまり綺麗にならない印象があります。よく他の色に染め替えた事例を見かけますが、今回の汚れに関していえば、そのようなことせずとも落とせるのが伺えます。
汚れが酷いとゴシゴシ強く洗ったり、何度も洗ったりするなど、革に良くないですが、どちらのクリーナーも1度洗いでゴシゴシせずとも綺麗になったので正直驚きました。
Sneaker Labの感想
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バクテリアで汚れや臭いを分解
このクリーナーは吹きかけた後、2〜3分程放置するのですが、その間に有益バクテリアが汚れを分解してくれるそうです。革製品に対してし難いつけ置き洗いの様な事が出来るので、汚れが落ちやすい印象があります。しかも、泡立ちが少ないのに汚れが落ちるので本当に不思議でした。
また、分子レベルで臭いにも働きかけるので、効果が長時間持続するそうです。
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タオルなどで拭き取るだけ
あまり泡立ちが少なく、内部に洗剤が残留しているようには見えませんでしたが、動画を見ていただければ分かる様に自分は濯いでしまいました。
使用方法の欄にはタオルや布でふき取るだけでいいと明記されているので、他のクリーナーと違い濯ぐ手間がかからないのは魅力。
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ノズルの不具合?
ノズルの出が悪かったのか局所的にクリーナーがかかってしまい、広範囲を洗うのには向いていない気がします(たまたま、自分が購入したのだけ不具合があった可能性もあります)。
靴の汚れ具合によって、もちろん使用する量は変わりますが、公式HP曰く、sneaker labのスニーカープロテクターを日々併用していた場合、この1本で250回程噴射できるそうです。また、どこまでの汚れを基準としているかは明記されていませんでしたが、左右1足分を1回洗うのに5~10回程噴射すればいいそうです(単純計算でボトル1本で25足~50足洗える計算)。
今回、動画内では汚れが目立つ部分にのみクリーナーを使用していますが、それでも公式で提示されている回数よりも多くクリーナーを噴き付けています。
容量もそこまで多くないので、靴全体をまんべんなく洗う、若しくは今回の靴よりもかなり汚れている靴に対して多量に使うのであればコスパが良くないように感じました。
もう少し全体的に均一に噴射できれば良き。
Marquee Playerの感想
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洗浄力は十分
このクリーナーにはバクテリアなどは含まれていませんが、少量でも泡立ちがよく、SLよりも洗ってる感はあります。かつ、泡切れもよく、洗浄力も申し分ないです。ユーカリエキスも配合されているそうで、除菌消臭にも1役買います。
*少し話がそれますが、お風呂用洗剤などで擦らず流すだけで洗えるタイプがありますが、自分はどうしてもそういう洗剤を信じ切れず、擦って洗って、”洗った”感を無駄に感じたい派なので、個人的にはMPのクリーナーは洗った感が得られて好きです。
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SLと違い濯ぎが必要
泡切れはよく感じましたが、Marquee Playerに問い合わせてみたところ濯ぎはする必要があるそうです。洗浄成分が残ってしまうと変色などの原因にもなるとのこと。個人的に濯ぎはあまり手間と感じないですし、濯ぎ不要なSLのクリーナーでも2~3分程待つので、双方にかかるトータルの時間にはそこまで差が無いように感じます。
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コスパが良い
SLと違いブラシに直接つけて洗うのですが、少量でも靴全体をまんべんなく洗えるのが良き。また、今回使用したクリーナー量で言えば、MP10の方が圧倒的に少ないです。
まだ購入したばかりで1足しか洗ってないので、まだ何とも言えないですが、動画内で洗ったスニーカーと同じ汚れで汚れている範囲も同じくらいの靴を、両クリーナーを使い切るまで何足も洗い続けた場合、コスパが良いのはMP10の様に感じます。ただし、SLのノズルがもう少し広範囲に噴射出来れば、話は別です。
まとめ
今回どちらも初めて使用したクリーナーでしたが、思ったより綺麗になったので驚いています。右足かかと部分の汚れなんか正直あそこまで落ちるとは期待していませんでした。
革製品のつけ置き洗いはしない方が良いかと思いますが、Sneaker Labのクリーナーに関しては噴き付けておくことで汚れを分解してくれ、その個所に部分的な変色なども起きてなかったのでそこは結構強みだと感じます。あまり靴を強くゴシゴシ洗いたくない場合には良いクリーナーだと思います。
個人的にSneaker Labのクリーナーがもっと広範囲に噴射されれば、それ一択ですが、もしノズルの出が悪いのがデフォルトなら、あまりコスパが良くないので、Marquee Playerが良いかなと思います。
ただ、2つ購入した身としては、普段使いのクリーナーにはMarquee PlayerのスニーカークリーナーNo.10を、頑固な汚れが部分的に付着した場合はSneaker labのクリーナーを使おうと思います。
どちらも、良いクリーナーなので適材適所で使い分けようと思います。
今回の記事であまり触れていませんが、どちらのクリーナーも環境に優しい成分が入っており、Sneaker LAbに至ってはパッケージもリサイクル可能な材料で作られており、かなり環境に配慮した製品かと思います。
靴修理・靴作りをする者としては、日々人体や環境にあまり良くない接着剤などを使うので、少しでも人体や環境に配慮された靴に関わる製品が増えるのは嬉しく思います。
最後ではありますが、もしSneaker Labのクリーナーを購入された方がいれば、どんな感じに噴射されたかメッセージくれると助かります。
個人的にあのノズルが壊れているのかどうか気になります。
在処