今回はこちらの室内履きの靴をお預かりしました。
もちろん、全面張り替えることも出来ますが、予算の都合上、部分的にクレープでリフトを修理致しました。
元々はあめ色なクレープでしたが、汚れなどが付着して黒くなっています。
元の色のクレープで修理する事も出来ますが、色に差が出てしまいますし、仕上げの際に色を乗せてしまうと床に色が付着してしまいますので、今回は黒のクレープで修理しています。
ただ、黒のクレープは厚みが9mmまでしかないので、磨り減った部分を補うのには厚みが足りず、2段階でクレープを充てているので2層になっています。
こういった部分修理は付け足した感がどうしても出てしまいますが、色が同じなのであまり気にならないかと思います。
色々資材の種類はありますがやはり限度があります。
部分修理を全く違和感なく仕上げるのは永遠の課題です。
在処